オーラって なに? エネルギーフィールド ~ 前 編 FAQ ①
~ 生命体を包む幾重もの光の層 ~
人の体は一見、肉体だけでできているように見えますが、エネルギーフィールドと呼ばれる複数のエネルギーの層から成り立つ微細身(サトルボディー)です。
オーラはエネルギーフィールドの中で、光の粒(フォトン)によって光として感知されやすい層で、通常はきれいな卵型をしていますが、心身の状態によって裂けたり陥没したり、様々な形に変化し、人体の各チャクラや経絡と繋がり、肉体や人生にも影響を与えます。
この前編の記事では、オーラの7層(サトルボディーの各層)と、エネルギーの出入口であるチャクラの概要について、解説しています。 ※ 画像はイメージです
1. エネルギーフィールドとは、なんですか?
エネルギーフィールドとは、私たちを包み込む光のようなエネルギーの場の総称を指します。すべての生命体は、物質的な肉体だけでなく、目に見えないエネルギーの「場」によって覆われており、その範囲は肉体を超えて広がっています。その代表的なものが「オーラ」です。オーラは物理的な空間に限定されず、肉体・感情・精神・魂と密接につながっていて、生命活動を支える情報や感情の波動、意識の状態、過去未来の情報まで、目に見えない多くの要素が含まれています。そして、体内の「チャクラ(エネルギーの中枢)」や「経絡(エネルギーの流れの通路)」ともつながっており、心身の健康やバランスに深く関係しています。科学的な観点からも人間は電磁場や光の粒子(フォトン)を発していることが確認されており、このエネルギー場は常に周囲の環境や他者と相互に作用しています。
2. オーラとはなんですか? 誰にでもあるの?
オーラは私たちの体を取り巻く光の粒子(フォトン)のエネルギーフィールドの一部で、サトルボディーの外見的な現れともいえ、(後項のサトルボディーとは?を参照)古代ギリシャ語の aura(そよ風・香気)に由来し、人や物から発せられる目に見えない雰囲気やエネルギーを指します。
この生命エルネギーは強弱はあるものの誰にでもあるもので、体や意識から放たれる光の粒子(フォトン)のフィールドは、心身や感情、意識の状態によって色や形が変化します。フォトンは光子とも呼ばれ、量子力学的にはこの世に存在する最も小さな粒子のことで、量子力学は視覚情報以外の情報も伝えることが実証されています。私たちの意識も感情もフォトンでできていて小さな粒子を発信し、視覚的・感覚的にオーラとして感じ取ることができます。海外ではスピリチュアルと科学の両側面から研究が進んでいて、意識や感情とフォトンの関係や仕組が科学的に解明されると未病や予防医学に貢献できる可能性があります。
・語源: ギリシア語の「αὔρα(aurā)」やラテン語の「aura」に由来する。
・ 意味: 「そよ風」「香気」「輝き」といった意味を持ち、古代ローマ時代から人や場所が放つ独特な雰囲気や光を指す言葉として使われていました。
・日本では:古くから「氣」として神代の時代から親しまれ、気遣いや心配りなどが重んじられるここ日本では、長い歴史の中で独自の‘氣’の文化を確立し、「氣」を読むことに長けている稀な民族といえるでしよう。
3. サトルボディー について
3-1. サトルボディー(微細身)Subtle Body とは?
私たちの肉体は、ただ物質でできているだけではありません。体の周囲を取り巻くエネルギーフィールドの中には、 「サトルボディ(微細身)」 と呼ばれるエネルギーの場があって、心・体・魂の状態を反映しています。サトルボディは、一般的に「オーラ」としてざっくりと認識されることがありますが、実際には7層から成る複雑で精妙な構造です。
・語源: 英語の「subtle」は「微細な、微妙な、とらえにくい」といった意味。
・意味: 西洋の神秘主義、神智学、ニューエイジ思想などで用いられる概念で、肉体を超えた目に見えないエネルギー体を指す。
・起源: 多くの神秘思想、特にインド哲学やヨガの思想がベースとなっている。インド哲学の「コーシャkosha)」の概念(生命の鞘)や、チャクラ、プラーナ(生命エネルギー)といった考え方が、サトルボディーの概念を形成する上で大きな影響を与えている。
3-2. 主なサトルボディー / オーラの7つの層とその役割
🌈 オーラの7層(サトルボディーの分類) *流派や文献によって区分や呼び方等が異なる。
—- 第1層~4層 「個人の心身や精神 」 —-
第1層:エーテル体(Etheric Body)
肉体に最も近く、生命エネルギーや健康状態を反映する層。
第2層:アストラル体(Astral Body)
感情や情緒を反映する層。感情の乱れはここに色や形で現れる。
第3層:メンタル体(Mental Body)
思考や信念に関わる層。ポジティブな思考は明るい光となり、ネガティブ思考は濁って映る。
第4層:コーザル体(Causal Body / Higher Mental Body)
高次の思考や魂の意志を反映する層。直感や使命感ともつながる。
—- 第5〜7層 「魂・スピリチュアルな次元」 —-
第5層:エーテリック・テンプレート体(Etheric Template Body)
肉体の完全な“青写真(設計図)”とされる層。健康や肉体構造の理想形を保持している。
第6層:アストラル・テンプレート体(Celestial Body)
愛・慈悲・至福・スピリチュアルな感情を反映する層。高次の感情体。
第7層:ケトリック体(Ketheric Template Body / Causal Template Body)
魂の最も高次の層。神聖な意識、宇宙意識とつながる領域。
—- 「宇宙意識 / 神界 と繋がる」 —- サトルボディー 後編へ
- ブッディ体(Buddhi)
- アートマ体(Ātman)
- モナド体(Monad)
・オーラの第1層 / エーテル体 (Etheric Body)
⭐️ 肉体にもっとも近いサトルボディで、生命エネルギー(プラーナ)を扱う。体の形に沿って存在し、肉体とオーラをつなぐ役割を果たしている。
- 特徴:肉体に最も近いエネルギー層で、ほぼ肉体と重なっている。体の細胞や臓器の状態を反映する。
- 役割:肉体の健康や生命力を支え、「肉体とエネルギーの橋渡し」のような働きを持つ。
- ポイント:この層が乱れると体調不良や疲労感として表れやすい。
- 語源: ギリシア語の「aithēr」に由来する。
- 意味: 「輝く空気」「天空」を意味し、古代ギリシア哲学では、地上とは異なる清らかな大気を指していました。物理学の分野では、光を伝える媒体として仮定された「エーテル」という概念が有名です。神秘思想では、この概念が転じて、肉体に最も近い、生命エネルギーの体を指すようになりました。インドのプラーナ体に相当するとされました。
- 整っているとき:活力があり、健康的な印象を与える
- 乱れているとき:疲労感や体調不良を感じやすくなる
・オーラの第2層 / アストラル体(Astral Body・Emotional Body)
⭐️ 感情や欲望と関係する層。オーラの色合いに強く影響し、喜びや怒りなどの感情がここに映し出される。
- 特徴:感情や気分、欲望を司る層。夢、潜在意識に関係するエネルギー層。
- 役割:人間関係や感情交流のエネルギーを担う。体外離脱や夢の体験、強い感情の記憶なども関連する。
- ポイント:アストラル体がクリアなほど、愛情や共感を健やかに表現できる。
- 語源: ラテン語の「astralis」に由来し、これはギリシア語の「astron(星)」から来ている。
- 意味: 「星の」「星のような」を意味します。神智学や神秘主義においては、この世の肉体から離れて自由に移動できる、感情や欲望を司る霊的な体と考えられました。これは、人々が夢の中で見る「星の世界」と関連づけて考えられたため、この名が付きました。
- 整っているとき:感情表現が豊かで、愛情や共感力にあふれる
- 乱れているとき:感情の起伏が激しくなり、不安や怒りにとらわれやすい
・オーラの第3層 / メンタル体(Mental Body)
⭐️思考や信念に関わる層。考え方の癖や物事の捉え方がこの層に記録される。
- 特徴:思考・知性・思考・信念を司るエネルギー層。
- 役割:論理的思考や学び、自己認識を司る。学習や判断力、価値観、信念体系などがここに蓄積されている。メンタル体が整っていると思考が明晰になり、冷静な判断が可能に。逆に乱れると、偏った考えや混乱を生みやすくなる。
- ポイント:「自己肯定感」や「思考の癖」もこの層に現れる。
- 語源: ラテン語の「mens(心、知性)」に由来する英語の「mental」。
- 意味: 「精神の」「心の」という意味で、思考や観念を司る体を指します。現代の心理学でも使われる「メンタル」という言葉の語源と同じです。
- 整っているとき:思考がクリアで、前向きなアイデアが浮かぶ
- 乱れているとき:思考が混乱し、ネガティブな思考パターンに支配されやすい
・オーラの第4層 / コーザル体(Causal Body / Astral Higher Body)
⭐️ 魂レベルの記録やカルマを宿す層。過去世からの学びや、魂の目的が刻まれているといわれる。
- 特徴:高次の感情(慈愛・思いやり)や直感を反映する層。魂レベルの記憶や高次の自己と関わる
- 役割:愛やスピリチュアルな直感を受け取る。
- ポイント:瞑想や祈りの中で活性化しやすい。
- 「魂の設計図」としての役割を持ち、精神的成長や人生のテーマに影響を与える。
- 語源: ラテン語の「causalis」に由来し、これは「causa(原因)」から派生した英語の「causal」。
- 意味: 「原因の」「因果関係の」という意味です。神秘思想においては、過去のカルマや経験が原因となり、未来の人生を形作る高次の体を指します。
- 整っているとき:自分の使命を感じ取り、人生の方向性が見えてくる
- 乱れているとき:生きる意味を見失いやすく、停滞感を覚える
・オーラの第5層 / エーテリック・テンプレート体(Etheric Template Body)
⭐️ 肉体のエーテル体を形作る設計図(ブループリント)のような層。肉体の形や構造が最も純粋なエネルギーのパターンとして存在すると考えられる。
- 特徴:肉体や下位層の「設計図」のような役割を持つ。
- 役割:肉体やエネルギー体を「本来あるべき形」に保つ。
- ポイント:病気や怪我の回復は、この層の「ひな型」を基に修復される
語源:Etheric(エーテリック)=「エーテルに関する」Template(テンプレート)=「ひな型」「設計図」 - 整っているとき
身体のバランスが整い、姿勢や骨格が安定する。エネルギーの流れもスムーズで肉体の調整力が高い。 - 乱れているとき
身体の不調が出やすく、骨格や筋肉にアンバランスが生じる。慢性的な疲労感や体の歪みを感じやすい。
・オーラの第6層 / セレスティアル体(Celestial Body)
⭐️ 無条件の愛・喜び・直感的な叡智とつながる層。高次の意識と結びついており、瞑想や深いスピリチュアル体験の際に活性化されるといわれる。
- 特徴:高次の感情(慈愛・思いやり)や直感を反映する層。魂レベルの記憶や高次の自己と関わる。
- 役割:愛やスピリチュアルな直感を受け取る。
- ポイント:瞑想や祈りの中で活性化しやすい。
- 語源:Celestial(セレスティアル)=「天の」「天体の」「神聖な」(ラテン語 caelum「天・天空」由来)
- 意味:高次の愛や無条件の慈悲、神聖な光の体と結びつく層。宇宙意識や至福の体験、瞑想で感じる「光の合一」などに関わる。
- 整っているとき
心が愛に満たされ、他者や自然、宇宙とのつながりを感じる。直感やインスピレーションが自然に湧き、芸術性や創造性が高まる。 - 乱れているとき
孤独感や疎外感を感じやすくなり、人生に喜びを見いだしにくい。直感が鈍り、創造性の停滞や無力感にとらわれる。
・オーラの第7層 / ケトリック体(Ketheric Body / Causal Body)
⭐️ ケトリック体は、最も高次のオーラ層であり、魂(ハイヤーセルフ)と直結する光のフィールドといわれる。私たちの存在全体の統合を司り、「自己の本質」とつながる領域。
・特徴:最も外側にある精妙な高次の層。魂の青写真(ブループリント)を宿す。
・役割:過去・現在・未来を統合し、宇宙との一体感を感じる領域。
・ポイント:「私は誰か」という根源的な問いの答えに触れる場所。
・語源:Ketheric は、カバラ(ユダヤ神秘主義)の「ケテル(Kether/王冠)」に由来。「最高位・源」を意味する。Causal(コーザル)=「原因となる」
・意味:個人の魂の青写真(ブループリント)、すべての過去・未来のカルマや学びを内包する最も高次の層。宇宙との一体感、自己の本質を体験する場でもある。
整っているとき
自己の使命や存在意義が明確になり、人生に深い目的意識を感じる。内なる平和と普遍的な愛に包まれる。
乱れているとき
人生に意味を見出せず、空虚感や迷いが強まる。霊的な孤立感を覚えやすく、自己否定や絶望感に陥りやすい。
サトルボディーは階層的な構造を持ち、肉体に近い層ほど物質的・生命活動に直結し、外側に行くほど精神的・霊的・魂的な役割が強まると考えられています。一般的に人生経験を経て年齢を重ね円熟味を増してくると、徐々に精神的・霊的・魂的な面が発達してくる傾向にあります。
- 内側 → エーテル体(肉体との連動) もっとも密度が濃いく荒い波動。
- 中間 → アストラル体(感情)・メンタル体(思考)
- 外側 → コーザル体 ~(魂・霊的な自己) 外側に向かうにつれ霧のような微細な波動になる。
⭐️ オーラの第8層以降:ブッディ体(Buddhi)/ アートマ(Ātman)/ モナド(Monad)➡︎ 詳細はこちら:サトルボディー後編へ
4. チャクラとは、なんですか? 意味や役割はありますか?
「チャクラ(chakra)」とは、サンスクリット語で「車輪・回転」を意味する言葉です。私たちの体には複数のチャクラが存在し、エネルギーの出入口や変換ポイントとして働いています。チャクラは目には見えませんが、心・体・魂のバランスを調整する重要なエネルギーセンターで、生命エネルギー(氣・プラーナ)の流れを調整し、心身の健康や感情のバランスに影響を与えるため、チャクラの働きが整うことで、オーラが健康な状態を保ちやすくなります。一般的に知られているのは、脊柱に沿って並ぶ7つの主要チャクラです。
・語源: サンスクリット語の「chakra」に由来。
・意味: 「車輪」「円盤」「回る」を意味する。インドのヨガやアーユルヴェーダにおいて、人体のエネルギーが出入りする主要なセンター(中心)を指すようになりました。語源のとおりエネルギーが渦巻いている様子は、チャクラに手をかざすと手が勝手に渦巻きのように動き出したり回転を体感できたりします。
4-1. 7つの主要チャクラと働き
- 第1チャクラ(ルートチャクラ) – 安定感・生存本能
- 第2チャクラ(セイクラルチャクラ) – 感情・創造性
- 第3チャクラ(ソーラープレクサスチャクラ) – 自己意識・意志力
- 第4チャクラ(ハートチャクラ) – 愛・調和
- 第5チャクラ(スロートチャクラ) – 表現・コミュニケーション
- 第6チャクラ(サードアイチャクラ) – 直感・洞察
- 第7チャクラ(クラウンチャクラ) – 高次意識・宇宙とのつながり ⭐️これらのチャクラが整っていると、心身の健康や精神的な成長に良い影響を与えるとされています。
⭐️ 詳細を読む:7つのチャクラと7つのオーラを徹底解説 に続く
⭐️ チャクラを整える方法
- 瞑想や呼吸法
- ヨガやボディワーク・散歩
- 色や音(音叉・マントラ)を使ったヒーリング
- 森林浴・滝や川など、自然の中でのリラックス
⭐️ チャクラは私たちの「エネルギーのハブ」ともいえる存在です。バランスを整えることで、より健やかで調和の取れた生き方へと導かれます。
5. 体と電磁場の関係は どのようなものですか?
「電磁場(electromagnetic field)」とは、電気と磁気が生み出すエネルギーの場のことです。私たちの肉体のすぐ外側を取り巻き、体内の電気信号や心臓の拍動、神経の働きなどと密接に関係しています。科学的にも、人間の体はごく弱い電磁波を発しており、医療機器(心電図・脳波計など)でも計測されています。この電磁場はオーラやエネルギーフィールドの一部として作用し、他者や環境と相互作用しています。
5-1. 電磁場と心身のつながり
- 心臓や脳の活動は電磁的な信号によって動いている
- 感情やストレスは電磁場に影響を与える
- 人と人が「雰囲気」や「気配」を感じ取るのも、微弱な電磁的作用による可能性があると考えられている
⭐️ 電磁場を整えるためにできること
- 深呼吸や瞑想でリラックスする
- スマホやPCの電磁波を浴びすぎないようにする
- 自然の中で過ごし、体のリズムを整える
- グラウンディング(裸足で大地に触れる)
⭐️ 電磁場は「肉体とエネルギーフィールドをつなぐ架け橋」のような存在です。心身の状態を反映し、また逆に整えることで体調や気分も安定しやすくなります。
6.人は目に見える肉体(Physical Body)だけの存在ですか?
肉体(Physical Body): 物質的な体。
・肉体とは、骨や筋肉、臓器、神経などで構成された物質的な身体そのものを指します。目で見たり触って感じたりすることができ、物理的な法則に従って存在する領域です。
・エネルギーフィールドとの関連:肉体は、私たちの存在を支える物質的で物理的な基盤です。これに対し、エネルギーフィールドは肉体を取り巻き、生命活動や意識、感情を反映する非物質的なエネルギーの層です。両者は独立して存在するのではなく、密接に影響し合っています。
・生命観:肉体は、魂や精神がこの世界で体験をするための“器・魂の乗り物”であり、エネルギーフィールドと絶えず情報を交換しています。エネルギーフィールドに乱れが生じれば、やがて肉体に不調として現れ、逆に肉体の健康状態がエネルギーフィールドに影響を与えることもあります。肉体とエネルギーフィールドは別物ではなく、一体となって人の存在を形作っています。双方が二つの歯車としてしっかり噛み合えば、素晴らしいパフォーマンスを発揮できるでしょう。


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